「地域エネルギーに係る共同研究・開発の実施準備に関する趣意書」調印について
2016年3月28日(月)鹿児島県市町村自治会館にて「地域エネルギーに係る共同研究・開発の実施準備に関する趣意書」調印式が行われました。
福岡県みやま市と鹿児島県肝付町は、両市が持つ豊富な再生可能エネルギーを活用、相互融通することにより、FIT(固定価格買取制度)に頼らない再生可能エネルギーのさらなる普及を目指したスマートグリッド構築を自治体連携で推進し、エネルギーの地産地消による「目に見える地方創生」の実現を目指すことになり、日本初の自治体間連携協定が結ばれる運びとなりました。
九州大学は、すでにみやま市と電力データ利活用での実証事業(※1)を始めています。今回、肝付町とは、電力消費の解析や新たな付加価値の開発などの共同研究開発を進めていく計画(※2)であり、「地域エネルギーに係る共同研究・開発の実施準備に関する趣意書」の調印に至りました。
※1 みやま市は、日本初の自治体による電力売買事業会社「みやまスマートエネルギー株式会社」を設立、すでに地産地消電力の販売を開始し、電力データ利活用での省エネと生活支援サービ ス提供を進め、九州大学との実証事業を始めている。
※2 肝付町は「内之浦宇宙空間観測所」が立地している「宇宙の町」であり、太陽光・風力・小水力などの発電施設や木質バイオマスによる熱供給施設が稼動しているなど、再生可能エネルギー賦存量が多く、エネルギー自給自足が可能な地域である。今後、地域エネルギーに関して電力消 費の解析や新たな付加価値開発など九州大学と共同による取り組みを進めていく計画である。
下記の内容で調印式が行われました。
<式次第>
1 開式
2 協定・趣意書に関する説明
肝付町企画調整課長 峯﨑 修一 様
九州大学共進化社会システム創成拠点長 是久 洋一
3 調印
(1)「地域再生可能エネルギー活用に向けた連携協定書」
鹿児島県肝付町
福岡県みやま市
(2)「地域エネルギーに係る共同研究・開発の実施準備に関する趣意書」
鹿児島県肝付町
九州大学炭素資源国際教育研究センター
九州大学共進化社会システム創成拠点
4 主催者あいさつ
鹿児島県肝付町長 永野 和行 様
福岡県みやま市長 西原 親 様
九州大学炭素資源国際教育研究センター長 林 潤一郎
九州大学共進化社会システム創成拠点長 是久 洋一
5 立会人祝辞
経済産業省九州経済産業局地域経済部長 堀尾 容康 様
6 閉式
7 写真撮影
8 記者会見