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お知らせ

2016.08.29

[お知らせ]東京大学EMSサテライト ワークショップ開催のご案内

2016年9月26日(月)13:00より東京大学EMSサテライトによるワークショップ「パリ協定を踏まえた再生可能エネルギー大量導入と電力システムのイノベーション」が開催されます。
詳細は下記をご確認ください。

COIワークショップ
「パリ協定を踏まえた再生可能エネルギー大量導入と電力システムのイノベーション」

パリ協定において、日本を含む世界各国が温室効果ガスの削減目標を提出した。日本においては、さらに閣議決定された地球温暖化対策計画において、2030年のみならず、2050年における温室効果ガスの削減目標が示された。これらの削減目標から、電力システムには抜本的なイノベーションが求められている。一方、太陽光発電などの再生可能エネルギーのコストが急激に低下しており、世界各国で、電源構成における割合が急増している。日本においても再生可能エネルギーが大量導入した際には、電力系統の運用・制御について、これまでとは異なる技術や観点が必要である。また、電力市場が今後自由化し、小売の全面自由化、発送分離が行われることから、アンシラリー・サービスの制度設計も急務である。さらに、燃料電池車における水素利用を始め、再生可能エネルギーが大量に導入した際には出力抑制ではなく、水素として貯蔵するという方策もあり得る。

本ワークショップでは、自由化市場のもと、再生可能エネルギーが大量に導入した場合の電力系統運用・制御について、必要となる技術や経済的負担配分の方法について、実務者・研究者等を招聘し、講演・議論を行う。また、水素の製造・貯蔵・利用についても、最先端の知見を共有する。

■日時 2016年9月26日(月)  13:00 ~16:30

■会場 学士会館 202号室

■主催 東京大学COI(Center of Innovation)

■共催 国立研究開発法人 科学技術振興機構 低炭素社会戦略センター(JST/LCS)

■定員 100名

■参加費 無料 
 開催概要:こちらをご確認ください
 参加申込:ご希望の方はこちらのフォームへご記入のうえお申込みください。

 (受付締切:2016年9月20日(火)17:00 )

■問い合わせ先 COIワークショップ事務局  info@enesys.t.u-tokyo.ac.jp

プログラム(案)

13:00-13:05  開会ご挨拶
是久 洋一 (九州大学 共進化社会システム創成拠点(CESS) プロジェクトリーダー)

13:05-13:10  趣旨説明
松橋 隆治 (COI-S 研究リーダー/
科学技術振興機構低炭素社会戦略センター(LCS)研究統括/東京大学工学系研究科教授)

■第1部:再エネ大量導入時の電力系統安定化技術とアンシラリーサービス
13:10-13:30 再生可能電源導入とクラスター構想-九州地域での事業展開-
原田達朗 (九州大学 炭素資源国際教育研究センター 教授)

13:30-13:45 米国におけるアンシラリーサービスの現状調査と日本における可能性
高瀬 香絵 (東京大学工学系研究科 客員研究員/LCS 特任研究員)

13:45-14:00 地域エネルギー事業者としての再生可能関連事業の評価
吉岡 剛 (東京大学工学系研究科 客員研究員/LCS 特任研究員)

14:00-14:15 議論(15分)

休憩(14:15~14:30)

■第2部:貯蔵技術としての水素の可能性
14:30-14:50 再エネ大量導入における水素の役割と課題

土肥 英幸 (九州大学 水素エネルギー国際研究センター 教授)

14:50-15:10 持続可能な低炭素社会に向けた水素のポテンシャル
                     世界はPower to Gas からPower To Xへ
広瀬 雄彦 (九州大学カーボンニュートラル国際研究所 招聘教授/HyGrid研究会)

15:10-15:30 九州地区における再生可能電源と水素利用事業のシステム評価
松橋 隆治

15:30-16:25 議論:パネルセッション・議論(55分)


<本ワークショップでいただいたご発言等の公開について>
本ワークショップは公開といたします。なお、プログラム、発表者については、後日ホームページで紹介予定です。ご発表資料について、発表者の承諾がいただけた場合のみ公開いたします。議事録については、発言者の皆さまに確認いただき削除希望のご発言などをご指定いただいた後、発言者を削除した形で公開予定です。ご発言については、ご希望の場合削除することが可能ですので、是非活発なご議論をお願いしたいと希望しております。

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