2020.04.17
【ご報告】九州大学COI、福岡市実証実験フルサポート事業に採択
~交通結節点における移動困難者の支援と商店街の賑わいの創出に向けた人流分析環境を構築~
当拠点情報科学部会は、まちの「あんしん・あんぜん」および「賑わい創出」にかかる都市サービスの社会実装を推進するべく、公共空間におけるカメラ映像を利活用した人流分析実証実験を提案し、このたび「福岡市実証実験フルサポート事業」として2つの実証実験が採択されました。
実証実験「都市空間における見守りサービスの構築と実証」では、AI画像解析技術を用いて、九大学研都市駅前ロータリー等において取得した画像から、移動困難者(車イス、白杖、ベビーカー利用者等)を検知した際に自動的に通知を行い、担当者がスムーズに支援を行えるか、有用性を検証します。
実証実験「ICTを活用したまちの賑わいの創出」では、AI画像解析技術を用いて、取得した画像から商店街等における「属性付き人流データ」を生成し、さらに気象データやイベント情報等を加えることで、様々な要素が売上げに与える影響を分析します。新型コロナウイルスによるパンデミック終息後の地域経済の復興にも貢献できるよう、有用性を検証します。
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