東京大学EMSサテライト ワークショップ開催について
先日ご案内しておりましたように、共進化社会システム創成拠点の東京大学EMSサテライトのワークショップ「パリ協定を踏まえた再生可能エネルギー大量導入と電力システムのイノベーション」が2016年9月26日(月)13:00より学士会館202号室 (東京神保町)にて開催されました。
本ワークショップでは電力市場自由化のもと再生可能エネルギーが大量導入された場合の電力系統運用・制御について、必要となる技術や経済的負担分担の方法についての講演・議論が行われました。
聴衆からは太陽光発電などの再生可能エネルギーからの水素生成や水素の利活用(混焼や発電)について技術的、制度的な観点での実現性等についてなどの質問があり、活発な討議が行われました。
ワークショップを通して水素の製造・貯蔵・利用についての先端的な知見の共有が図られました。
プログラム
13:00-13:05 開会挨拶
是久 洋一
(九州大学 共進化社会システム創成拠点(CESS) プロジェクトリーダー)
13:05-13:10 趣旨説明
松橋 隆治
(COI-S 研究リーダー/科学技術振興機構低炭素社会戦略センター(LCS)
研究統括/東京大学工学系研究科教授)
■第1部:再エネ大量導入時の電力系統安定化技術とアンシラリーサービス
13:10-13:30 再生可能電源導入とクラスター構想-九州地域での事業展開-
原田達朗 (九州大学 炭素資源国際教育研究センター 教授)
13:30-13:45 米国におけるアンシラリーサービスの現状調査と日本における可能性
高瀬 香絵 (東京大学工学系研究科 客員研究員/LCS 特任研究員)
13:45-14:00 地域エネルギー事業者としての再生可能関連事業の評価
吉岡 剛 (東京大学工学系研究科 客員研究員/LCS 特任研究員)
14:00-14:15 議論(15分)
14:15-14:30 -休憩-
■第2部:貯蔵技術としての水素の可能性
14:30-14:50 再エネ大量導入における水素の役割と課題
土肥 英幸 (九州大学 水素エネルギー国際研究センター 教授)
14:50-15:10 持続可能な低炭素社会に向けた水素のポテンシャル
世界はPower to Gas からPower To Xへ
広瀬 雄彦 (九州大学カーボンニュートラル国際研究所 招聘教授/HyGrid研究会)
15:10-15:30 九州地区における再生可能電源と水素利用事業のシステム評価
松橋 隆治
15:30-16:25 パネルディスカッション・議論
16:25-16:30 閉会挨拶
講演資料(下記サイトをご確認ください)