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お知らせ

2020.11.02

[お知らせ]九州大学持続的共進化地域創成拠点のプロジェクトリーダー(PL)交代について

当拠点は2020年7月1日をもって、以下のとおり、プロジェクトリーダー(PL)の交代を行いましたので、お知らせいたします。

■新旧プロジェクトリーダー(PL)の氏名、所属

新: 中村 祐一(なかむら ゆういち)  所属:NEC 主席技術主幹

旧: 石原 晋也(いしはら しんや)   所属:西日本電信電話株式会社(NTT西日本)
                                                                 R&Dセンタ 開発企画担当 担当部長

新PLよりご挨拶

 ここ最近、本COIに大きく関係する出来事がありました。1つは政府の2050年までの温室効果ガスの実質ゼロの目標化と、もう1つは言うまでなく新型コロナウイルスによる新しい生活様式です。
 九州地区は太陽光発電が盛んな地域で、温室効果ガスの削減効果のポテンシャルはとても高いのですが、実質ゼロにするためには安定して電力を供給しつづけることが重要です。そのため余剰電力の保管と需要の高精度予測が欠かせません。本COIでは水素による余剰電力の保存・利用と高精度電力需要予測に高い技術力を持っており、これらの技術を使って、地元で生産された温室効果ガスゼロの電力のみで地域の電力を賄う電力地産地消を目標に努力を続けています。
 また、福岡周辺は鉄道に加えてバス交通が非常に発達した地域であり、商店街の活動が比較的活発な地域でもあります。本COIでは、お年寄りや障がい者の方を含めて、みなさんが安心して外出し、街の賑わいを取り戻せるように、スマート交通システムや見守りシステムを研究開発しています。これらの研究成果は、コロナ下でも、三密を避けての商店街の活性化への活躍が期待されています。
 さらに、これらの技術開発のためには高度な数学技術の適用が不可欠です。本COIでは専門の数学研究者が参画しており、これらの技術の高精度化高速化に貢献しています。
 わたくしたちは、これらの九州地区、福岡地区ならではの課題の解決に積極的に取り組み、得られた成果を日本全国の中規模都市に広げていこうと考えています。今後ともご支援をよろしくお願いします。

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