東京大学ワークショップ開催について ~再生可能エネルギー大量導入時の電力系統のあり方と水素の役割~
概要
平成27年9月16日(水) 13:00より東京 神保町の学士会館にて、共進化社会システム創成拠点のサテライト機関である東京大学EMSサテライトのワークショップ「再生可能エネルギー大量導入時の電力系統のあり方と水素の役割」を開催いたしました。本ワークショップでは再生可能エネルギーが大量に導入された場合の電力系統運用・制御に必要となる技術や経済的負担配分の方法について、実務者・研究者・政府関係者を招聘し、講演・議論を行い、また、水素の製造・貯蔵・利用についても最先端の知見を共有しました。
プログラム内容
・開会挨拶
是久 洋一 (九州大学 共進化社会システム創成拠点(CESS)プロジェクトリーダー)
・趣旨説明
松橋 隆治 (COI-S 研究リーダー/科学技術振興機構低炭素社会戦略センター(LCS)研究統括
/東京大学 工学系研究科 教授)
第1部:再エネ大量導入時の電力系統安定化技術とアンシラリーサービス
(1)九州地域における再生可能電源導入と電力供給・需要側からみた総合的な対策
原田達朗 様 (九州大学 炭素資源国際教育研究センター 教授)
(2)欧米における自由化市場での再エネ促進方策
矢島 正之 様 (電力中央研究所 研究アドバイザー)
(3)アンシラリーサービスによる価値創成と費用負担に関する米国の調査結果
高瀬 香絵 (東京大学工学系研究科 客員研究員/LCS 特任研究員)
(4)地域エネルギー事業者としての費用負担への意見
吉岡 剛 (東京大学工学系研究科 客員研究員/LCS 特任研究員)
第2部:貯蔵技術としての水素の可能性
(1)再エネ大量導入における水素の役割と課題
土肥 英幸 様 (九州大学 水素エネルギー国際研究センター 教授)
(2)再エネから水素を作る技術のコスト展望
三森 輝夫 (LCS 上席研究員)
(3)九州地区における再生可能電源と水素利用事業の分析枠組み
松橋 隆治 (東京大学 工学系研究科 教授)